病気の話

リカバリー。

「あなたは統合失調症です。」

と、医師に告げられた。

でも、発症したころ、自分で何かがおかしいと思い、心療内科に飛び込んだ。
それまで考えもしなかったし、興味もなかった「うつ病」という言葉が頭をよぎったからだ。
内容はあまりわかっていなかったけど、そうじゃないかと本能的に思った。
クリニックの医師からは「抑うつ状態」と言われた。

うつ病とはっきり言わず、抑うつ状態と。

「僕はうつ病なんですか?」
と問い詰めたこともありましたが、「そうだ」とも、「そうじゃない」とも言わない先生でした。
そんな中、不眠になり、早朝覚醒し、人と会うのが嫌になり、家に閉じこもっていた。
その間も仕事をしたりもしていた。
頭の中から何か命令されるような言葉や笑い声がするようになり、先生に聞くと、
「統合失調症の気がある」
と告げられ、?の状態で2階のデイケアのスタッフさんに尋ねたら、「そこはちゃんと聞いた方がいい。」と言われ、再度診察する手配をしてくださり、再び診察室へ。
そうすると、
「統合失調症です。」
と今度ははっきり言われ、動揺し、なんとなく調べていた統合失調症の症状の事はわかっていましたが、とっさに
「あ・・・どんな症状が?」と分かり切った質問をしてしまった。
先生は「まあ、幻覚や妄想などもろもろ。」とまた詳しく説明せず。
それから2階のデイケアのスタッフに「やっぱり、統合失調症でした。」と報告すると、「とりあえず落ち着きましょう。」となんか話されたが、あまり記憶がない。

その後、市立病院に転院して、そこの医師に症状をパソコンでまとめた数枚の紙を渡すと、
「統合失調症です。」
と言われた。

その後も、適応障害じゃないか?強迫性障害じゃないか?と聞いたこともありましたが、「統合失調症の軽快状態です」との結論に達した。
でも、子どものころから強迫観念からの強迫行為をやって今だに若干その症状はある。
そのことも先生には話したが、スルーされた。

1年前からコントミンという薬が減ってから、症状でもある眠さが劇的になくなり、何の不自由もなく過ごしている。

ただ、外に出て仕事という行動はできない。

どうあがいてもできないものはできないと気付くのにだいぶ自分を酷使した。
でも、家での家事はちゃんとこなせている。
これを「軽快状態」というのだろうか。
自分がおかしいと思ってから17年。
障害手帳も障害年金ももらい、社会から恩恵を受けた状態ですが、今さらですが、本当に統合失調症なんでしょうか?
ネットでいろいろ見てもどれも同じことが書いてあり、唯一今の自分に当てはまる言葉があった。

「リカバリー」

症状はなくせなくても、安定した状態で、当事者が夢や希望を持って生活していること。それを周りの家族や仲間が支えている状況だという。
この1年で、家族の状況もかなり変化があった。
やっぱり娘の子育てが一段落したことが大きいと思う。
3年前から奥さんと何回も相談し話し合ってきた、家族の将来図。
娘の教育費・家のローンなど金銭的な面や娘の将来の相談などは夫婦で共通意識を持ち、あとはお互い好きな道を進もうという将来図。

僕は実家に秋から春まで帰りたいと言った。
奥さんはいろいろ好きなことをやりながら60歳で定年退職をして、また違うことをしたいと言った。(考え中、今は猫に夢中)

今年は免許証の更新で12月まで北海道にいるが、春の桜が咲き、散るころまで帰ることになっており、飛行機のチケットも取った。
あと3か月ちょっと。
そんな夢があるから、症状も安定し、調子もいいのかもしれない。
それが「僕のリカバリー」になっているのかな。

もう、今さら、統合失調症じゃなくてもいい。違う病気だったかもしれない。
でも、専門の医師2人からそうだというんだから、そうなんだろうけど、もうどうでもいいや、て感じ。
もちろん、薬は毎日処方を守って服薬する。
随分、しんどい状態だったのは間違いないし、家族にも、特に奥さんには迷惑をかけた。
これからは、「独身時代」から「結婚時代」の次のステップ、第3の人生に入っているねと夫婦で自覚しています。
リカバリーまで行けたんだから、大したもんだ。

統合失調症で主夫しています。

大いに結構。
残りの人生、夫婦そろって謳歌したい。
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